しまラボ地域貢献の一つとして、島の一次産業の漁師さん、二次産業の仲卸流通・加工業、
三次産業の宿泊等サービス業の活動を密に連携した六次産業化を推進すべく、
お手伝いさせていただいております。
その第一段として...
しまなみ海賊水産プロジェクト
(しまなみ海賊水産プロジェクトのロゴ)
しまラボではプロジェクトの命名およびロゴ制作等行いました。
そして昨日、このプロジェクトの最初の活動である養殖サーモンの試食会を開催
(養殖サーモンの生け簀)
通常、養殖魚は水揚げ後市場に卸されるのですが、価格はその魚の重さで設定されるので、養殖業者さんは出来るだけ太らせ、大きく育ててから出荷します。しかし、今回のしまなみ海賊水産プロジェクト(以降、海賊水産)では、作り手、仲買、そして最終顧客の口に運ぶサービスまでを行うため、養殖に対して、いかに美味しい魚を育てるかという大きなテーマが入ってきます。
そこで海賊水産では、餌の調合を始め、どのタイミングでの水揚げがよいのか?、サイズごとにどのような食べ方をしたら良いのか?という研究・実験・検証を日々行います。
(養殖サーモンの水揚げ)
サイズ違いのサーモンを刺身、あぶり、なめろう、
そしてアラで出汁を取ったお味噌汁をいただきます。
まず水揚げされて直後の刺身の味に驚きです...
実は私、サーモンはちょっと苦手だったのですが、この刺身を口に入れた瞬間 ???
あれ?サーモンじゃ無い? 上質なサバ?アジ? そして天然鯛のようなコリコリの食感...
そしてサイズ違いの食べ比べ...
刺身の場合、確実に小ぶりなサイズの方が美味しい...
大きいサイズは、炙りが旨い... ということはちゃんちゃん焼きとか良いね!と話が盛り上がる...
さらにビックリしたのが、サーモンのアラで出汁を取ったお味噌汁...
もう旨いのなんのって!!! 驚きです。
瀬戸内の上質な海で育つサーモンは、サーモン独特の臭み等が一切無く、
かなり高級で上品な味に仕上がるようです。
今後はサーモンの餌に愛媛県特産のミカンを活かすということで、
ミカンオイルを混ぜた餌で育てます。
宇和島で有名になったミカン鯛のサーモン版ですね!!
はたして身の香りはどのように変わるのか?
そして今回この大島での養殖サーモンの名前も命名させてもらいました。
海賊サーモン
これから様々な研究を重ね、魚の味にうるさい方々のご意見を頂きつつ、
丁寧に丁寧に育てていくのです...
早く関東・関西方面に出荷できたら良いな...